コンサルティング業界への転職は何年目がよいのか

この記事では、未経験でコンサルティング業界への転職を検討している方に向けて、転職に適当なのは社会人何年目頃の人なのかを紹介しています。年代別の転職の対策も紹介しているので、コンサルティング業界への転職を少しでも考えている人はぜひ、ご一読ください。

コンサルティング業界への転職に適切なのは何年目か

まず初めに、コンサルティング業界への転職に適切なのは何年目なのかを具体的に挙げ、理由とともに解説していきます。

1.第2新卒

はじめに、第2新卒と呼ばれる、社会人3年目までの方はコンサルティング業界への転職がしやすいといわれています。コンサルティングファームでは、ポテンシャル採用を行っているため、社会人になってから日数が浅く、前職で身につけたスキル等があまりなくとも、ポテンシャルがあれば転職成功の可能性が大いにあります。

2.18年目まで（30代）

第2新卒とまではいかなくても、18年目、つまり学部卒の人が30代程度の年齢までであれば、コンサルティング業界への転職がしやすいと言われています。第2新卒同様、ポテンシャルが重視されるため、前職で実績を上げていなくとも、スキルやポテンシャルがあれば、採用の可能性は大いにあります。一般的に、若い人材は、柔軟な発想力や、適応力があると考えられるためです。

3.その他

以上、若い世代の方がコンサルティング業界への転職に向いていると述べましたが、もちろん、個人差があります。若いほど採用されやすいとはいえ、たとえ30代を過ぎていたとしても、実績、実力、ポテンシャル次第では採用の可能性もあるため、コンサルティング業界への転職を希望する場合は、年齢を理由にあきらめる必要は全くありません。

何年目であってもコンサルティング業界への転職のために身につけておくべき能力

まずはじめに、年代に関わらず、コンサルティング業界への転職を希望する方は身につけておくべき能力を3つご紹介します。

1.コミュニケーション能力

コンサルティング業界で働く際に必須といわれる能力の1つがコミュニケーション能力です。クライアントの課題を聞き出す場面や、チームでプロジェクトを進めていく場面で必要な能力であるためです。クライアントがたとえうまく課題を口にできなくとも、適切な質問を投げかけ、クライアントの本音を聞き出すことが求められます。さらに、プロジェクトを進めるにあたって、チーム内の円滑なコミュニケーションが求められます。相手の言っていることを的確に理解する聞く能力と、分かりやすく説明し、相手を説得させることのできる話す能力の双方が必要とされます。

2.論理的思考力

次に、論理的思考力もコンサルティング業界で必須の能力といわれています。コンサルタントは、クライアントの課題を解決することが主な仕事であるため、論理的かつ、分析的に問題を構造化し、主張を論理的に展開できる能力が求められます。統計やデータを根拠にした意思決定が求められる場面も多いため、データを扱った経験がある人は、活かすことができる可能性があります。

3.思考の柔軟性

最後に、思考の柔軟性もコンサルティング業界で必須の能力といわれています。コンサルタントは、クライアントの条件や状況に合わせた課題解決が求められるため、臨機応変な対応ができる事が必要です。さらに、未経験でコンサルティング業界に転職すると、前職での経験やポテンシャルが生きることもありますが、もちろん、新たにインプットしなければならないことも多く、その場合に、柔軟に拒絶感なくインプットできることも求められます。

何年目であってもコンサルティング業界への転職時に必要な対策

ここでは、年代を問わず、コンサルティング業界への転職時に取り組むべき対策をご紹介します。

面接の対策

何年目に転職する場合でも、選考の過程で面接が行われることがほとんどです。自己分析をきちんと行ったうえで、自己紹介や自己PRをブラッシュアップしていく必要があります。さらに、コンサルティング業界への転職特有の面接としてケース面接があります。ケース面接ははじめは難しいと感じるかもしれませんが、何度も繰り返し対策することで、上達しいていきます。年代別に強調すべき点は、後ほどご紹介しますが、何年目の転職であったとしても、面接の対策は繰り返し行うべきでしょう。

志望理由書の作成

志望理由書も、年代を問わず、コンサルティング業界への転職の際に必要です。志望理由やその根拠の書き方のポイントは年代によって様々ですが、根本的な志望理由や、自己分析に関しては、全世代共通で求められます。先に挙げた、コンサルティング業界への転職のために身につけておくべき能力が備わっていることをしっかりとアピールできるように準備しておく必要があります。

年代別コンサルティング業界への転職の対策

ここまで、全年代に共通したコンサルティング業界への転職の対策をご紹介してきましたが、ここからは、年代別にコンサルティング業界への転職の対策をご紹介します。

 1.第2新卒

第2新卒でコンサルティング業界への転職を希望する場合には、新卒の就職活動のときと同じように自己分析をしっかりと行ったうえで、面接対策を十分にしましょう。第2新卒の方は、前職での経験がまだ短いため、前職での実績を無理に話す必要はありません。ただし、一度入社した会社を短期間で辞めることになるため、前職が嫌だからやめるのではなく、コンサルティング業界で働きたい理由がしっかりとあることをアピールできることが重要です。自己分析を深め、なぜ転職したいのか、なぜそのコンサルティングファームかなどの質問に根拠を持って答えられるようにしっかりと対策しましょう。

2.18年目まで

18年目ごろ、30代まででコンサルティング業界への転職を希望する場合には、自己分析に加え、前職での経験も洗い出し、自分の得意分野、強みがどこなのかを明確にしたうえで、しっかりと面接対策をすることが必要です。前職が大手企業であるほど、若い世代の裁量権が少ない傾向があるため、若い世代であれば、必ずしも実績を上げていなくとも、教育する前提で、ポテンシャルで採用してもらえる可能性があります。そのため、吸収力があることや、精神的、体力的にタフであることが評価される傾向があります。さらに、第２新卒の方と同じ、またはそれ以上に説得力のある志望動機を考えておくことをおすすめします。

3.19年目以降

19年目以降にコンサルティング業界への転職を希望する場合には、前職で培ったスキルや、ポテンシャルを根拠を持って話すことができるのが理想です。多くのコンサルティングファームは、新卒や新卒に近い年齢の人材を教育する前提で採用しますが、年齢が上がるほど、即戦力として採用したがる傾向があります。ただし、未経験であっても前職で培ったスキルがコンサルティング業界でも役立ちそうであれば、年齢に関係なく転職が成功するケースもあります。面接の前には、前職での経験を洗い出し、根拠を持って説明できるように対策することが重要です。

何年目であってもコンサルティング業界への転職は可能。転職成功率を高めよう

コンサルティング業界への転職をするには何年目が適切か、またその対策についてご紹介しました。コンサルティング業界への転職は、何年目ではないと不可能などという決まりはなく、比較的幅広い業界、業種からの転職が可能であるといえます。ただし、前述の通り、早いほうが転職しやすいことも確かなので、少しでもコンサルティング業界への転職に興味がある方は、早めに行動し、転職を成功させましょう。

snob株式会社の転職支援

今回の記事はみなさんの参考になったでしょうか?

コンサルティング業界、SES、Slerの転職に特化したエージェントであるsnob株式会社では、経験豊富な転職エージェントがキャリア相談から、転職に関するアドバイス、求職者にマッチした企業の紹介、面接のセッティングまで一貫してサポートいたします。ご利用は全て無料です。

お気軽に下記フォームからお問い合わせください。

無料相談フォームはこちら