コンサルティング転職

銀行の法人営業部門からコンサルティング業界への転職

銀行の営業からコンサルティング業界への転職を検討している求職者に向けた記事です。 銀行の営業部門から転職が多い職種から、コンサルティング業界への転職を推奨する理由や転職後も活躍できるポイント、転職成功に向けた具体的なアドバイスを紹介しているのでぜひ参考にしてください。


この記事では、前職、もしくは現職で銀行の法人営業部門を経験した後、コンサルティング業界への転職を考えている方に向けて、活かせるスキルや、転職を成功させる方法を紹介しています。

銀行の法人営業からコンサルティング業界へ転職する人は多く、コンサルティング業界は法人営業部門で培ったスキルや経験を活かすことができる業種でもあります。

現在、幅広い業界への転職を検討されている方、コンサルティング業界への転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

銀行の法人営業部門からの転職が多い職種

1.コンサルタント

銀行の法人営業部門では、企業や法人顧客に金融商品やサービスを提供することが主な業務となりその企業のビジネスに関する幅広い知識や経験を持っています。この経験を生かして、企業のビジネス戦略や業務改善、課題に関するアドバイザーとしての業務が多いコンサルティング業界に転職する人が多いです。

2.インハウス・コンサルタント

大手企業や金融機関では、自社内にコンサルティング部門を設置し、経営戦略や業務改善などのアドバイスを行うインハウス・コンサルタントを採用している場合があります。前述のように、銀行の法人営業部門で培った金融商品やサービスに関する知識や法人顧客との関係性を活かして、インハウス・コンサルタントに転職する人も少なくありません。

3.ファイナンシャル・アドバイザー

銀行の法人営業部門では、顧客に対して資産運用やリスク管理に関するアドバイスを行うことがあります。この経験を活かして、金融商品やサービスに精通し、個人や法人の資産運用に関するアドバイスを行うファイナンシャル・アドバイザーに転職する人もいます。

 

上記の職種に共通するのは、銀行の法人営業部門で培った金融商品やサービスに関する知識や法人顧客との関係性を生かした転職が多いことです。また、コンサルタントやファイナンシャル・アドバイザーといった職種は、高い専門性が求められるため、銀行の法人営業部門で培ったスキルや知識が活かせるという理由もあります。

 

銀行の法人営業部門からコンサルティング業界に転職をおすすめする理由

1.法人営業で培ったビジネススキルを活かせる

銀行の法人営業部門で働いている方は、どこの会社、職種でも活かせるビジネススキルを身につけています。例えば、企画力、交渉力、コミュニケーション力などです。これらのスキルはコンサルティング業界で必要とされる基本的なスキルです。また、こうしたビジネススキルに加えて、銀行で培った金融も専門知識や業界知識はコンサルティングワークの中でも金融セグメントにおいては特に重宝されます。

 

2.多様な業界・分野の経験を積んでキャリアパスを広げられる

コンサルティング業界は、金融業界のみならず、製造業、インフラ、政府系、など様々な業界・分野のクライアントとのプロジェクトがあります。転職後は自らの価値をアピールできる金融系のプロジェクトに参画することがおすすめですが、その後は金融以外の業界にスライドして幅広い業界や分野での経験を積むチャンスがあり、これにより自分のキャリアパスを広げることができます。

 

3.業務内容の多様性とキャリアアップの可能性が高い

コンサルティング業界は、クライアントの経営課題や業務上の推進課題を解決するために幅広い業務(調査、ヒアリング、分析など)を行います。銀行の法人営業部門で培われたビジネス知識や企業との取引経験を生かし、戦略策定や業務プロセスの改善、業務効率化など、幅広い業務に携わることができます。また、業務内容が多岐にわたるため、多様なスキルや知識を身につけることができます。

さらに、コンサルティング業界では、プロジェクトごとにチームが編成され、チームメンバーのスキルや知識を活かし合うことが求められます。そのため、自分が得意な分野だけでなく、他の分野にも理解を深める必要があります。銀行の法人営業部門での経験を生かして、幅広い業務に携わり、他の分野にも理解を深めることで、キャリアアップの可能性が高くなります。

 

以上のように、銀行の法人営業部門からコンサルティング業界に転職することは、多くのメリットがあります。ただし、転職先で求められるスキルや知識に合わせて、自己研鑽を行い、転職活動を進めることが重要です。自己分析や転職エージェントの利用など、転職を成功させるために必要な準備をしっかりと行いましょう。

 

コンサルティング業界の転職に特化したエージェントであるsnob株式会社の無料の転職・キャリア相談を受けたい方はこちらのフォームからお気軽にご連絡ください。

無料相談フォームはこち

 

銀行の法人営業からコンサルティング業界に転職した時の仕事やプロジェクト内容

銀行の法人営業からコンサルティング業界に転職すると、以下のような仕事やプロジェクトに携わることができます。

1.業務プロセスの改善プロジェクト

コンサルティング業界では、クライアント企業の業務プロセスの改善プロジェクトに携わることが多くあります。銀行の法人営業では、融資や資金調達などの業務プロセスに精通していることが多いため、その知見を活かし、クライアント企業の業務プロセスの効率化や改善に貢献することができます。

2.M&A案件

コンサルティング業界では、クライアント企業のM&A案件に携わることがあります。銀行の法人営業では、顧客企業の財務状況やビジネスモデルなどを把握していることが多いため、その知見を活かして、M&A案件のデューデリジェンスや評価などを行うことができます。

3.ファイナンシャル・リテラシー向上の取り組み

コンサルティング業界では、クライアント企業のファイナンシャル・リテラシー向上のための取り組みに携わることがあります。銀行の法人営業では、顧客企業の財務や資金調達に関する知識が豊富であることが多いため、その知見を活かして、クライアント企業の社員のファイナンシャル・リテラシー向上のための教育やコンサルティングを行うことができます。

これらの仕事やプロジェクトに携わることで、銀行の法人営業で培った知識やスキルを活かしながら、新たな分野での成長やキャリアアップを実現することができます。

 

銀行の法人営業部門からコンサルティング業界に転職して活躍できるポイント

銀行の法人営業部門からコンサルティング業界に転職した場合、以下のようなポイントで活躍できる可能性があります。

1.客観的な分析力と経験

銀行の法人営業では、企業の財務や業績などを分析し、提案やアドバイスを行うことが求められます。そのため、コンサルティング業界でも同様のスキルが必要となります。銀行で培った客観的な分析力やビジネス経験は、コンサルティング業界でも役に立ちます。

 

2.顧客対応能力(クライアントコミュニケーション)

銀行の法人営業では、顧客との信頼関係を築くためのコミュニケーション能力や交渉力が必要です。コンサルティング業界でも、クライアントとの関係性を築くことが求められますし、コミュニケーション能力は非常に大切です。銀行における経験がある場合、そこで培った顧客対応能力やコミュニケーションスキルを活かすことが、プロジェクトを成功に導く鍵になります。

 

3.プロジェクトマネジメント能力

銀行の法人営業では、複数の顧客と取引を行うことがあり、それぞれの案件を管理する能力が必要です。コンサルティング業界でも、プロジェクトマネジメント能力は重要なスキルの一つです。銀行での経験がある場合、プロジェクトマネジメントのスキルを活かして、プロジェクトの進捗管理やチームマネジメントを行うことができます。

以上のように、銀行の法人営業からコンサルティング業界に転職した場合、ビジネス経験やコミュニケーション能力、プロジェクトマネジメント能力などを活かして、活躍することができます。

 

銀行の法人営業部門からコンサルティング業界へ転職した時の待遇の変化

転職を検討した際、転職後の業務内容はもちろんですが、それと同じくらいかそれ以上に年収や福利厚生をはじめとした待遇面も気になると思います。

銀行の法人営業とコンサルティング業界を待遇面で比較したので是非参考にしてください。

 

  1. 年収:コンサルティング業界は一般的に高い年収が期待できます。ただし、銀行の法人営業に比べ、残業時間が長い場合があるため、みなし残業を採用しているコンサルティングファームでは実質的な労働時間あたりの報酬を比較する必要があります。一方で、残業代がしっかり出るコンサルティングファームはあるので、長く働いた分だけしっかり給与に反映されます。この点は各社の待遇条件をしっかり確認しておきましょう。
  2. 福利厚生:コンサルティング業界では、退職金や年金制度が整っている場合が多く、ワークライフバランスの改善やフレキシブルな勤務時間制度を導入している企業もあります。
  3. キャリアパス:コンサルティング業界では、プロジェクトによって異なる業務経験を積むことができ、幅広い業界や業種に対する知識や経験を得ることができます。また、プロジェクトマネジメントやビジネス戦略の立案、リーダーシップスキルの磨きなど、さまざまなスキルを身につけることができます。
  4. 勤務時間:コンサルティング業界では、プロジェクト期間中は長時間労働になる場合がありますが、現在はコンサルティング各社、ワークライフバランスの改善に注力している状況です。
  5. 組織文化:コンサルティング業界では、クライアントとの関係性を重視し、プロジェクトにおけるチームワークやコミュニケーション能力が求められます。
  6. 休暇:コンサルティング業界はプロジェクト単位で日常業務を行うため、一つのプロジェクトが終わって、次のプロジェクトに参画する前にある程度まとまった休み(有給)を取る人もいますし、こうした休暇がとりやすい環境でもあります。もちろん、GWやお盆、年末年始は休みを取る方が大半かと思いますが、こうした長期休業とは別で1~2週間くらいの長期休暇をまとめて取得することができるのはコンサルティング業界の特徴の一つでもあります。

 

銀行の法人営業部門からコンサルティング業界への転職を成功させる方法

銀行の法人営業部門からコンサルティング業界への転職に成功するためには4つの方法があります。

 

コンサルティング業界への転職を成功させる方法4つ

  1. キャリア棚卸と志望動機の整理
  2. 業務や業界、志望する企業の情報収集
  3. 面接対策
  4. 転職エージェントへの登録

 

1.キャリアの棚卸や自己分析をして志望動機を整理しておく

まずはキャリアの棚卸や自己分析をして志望動機を整理しておきましょう。この作業はコンサル業界への転職に限らず、転職するときに必ず誰もが通る道です。

コンサルタントに求められているスキルは上述した通り、論理的思考力があるか、そしてコミュニケーション能力(対人スキル)が高いかどうかです。この2つのスキルを十分に備えている人材であると理解してもらうために、自分が社会人としてどのような経歴を持っていて、仕事における課題を成し遂げてきたのかを説明することが大切です。

さらに社会人としての経験だけでなく、今までの人生を通じて自分が情熱を持って注いできたことや、得たスキルや知識、得意としていること、失敗から学んだことなどを深く分析し、コンサルタントを志望する理由付けを一つのストーリーとして矛盾が無いよう考えておきましょう。

志望動機の書き方については別の記事にまとめています。例文も載せているので、ぜひこちらも参考にしてください。

コンサルティング業界への転職を成功させるための志望動機のコツと書き方

 

2.業界、志望企業、転職に関する情報収集を徹底する

次に、情報収集の癖をつけましょう。

情報収集というと簡単に聞こえますが、コンサルタントになるために必要な情報収集のスキルは、「目的に沿った情報を正しい情報源から集めて、正しくまとめること」を指します。相手に伝わらない情報は何の意味も成しません。しかしコンサルタントは相手に提案し交渉して必ず課題解決へと導かなくてはいけません。そのため情報を収集する際は、情報源を調査・分析し、その情報が何をするために必要なのかを照合、そしてそれら情報を自分の中に落とし込み正しいまとめ方をすると、クライアントである企業に対し、正しい情報で課題の解決へと導くことができます。普段からこのような癖を付けておくと面接の際もそのスキルをアピールすることができますし、コンサルタントになった後に活躍できる人材だと印象付けることもできます。

 

3.面接対策をする(ケース面接含む)

次に、ケース面接を含む面接対策を十分に取り組んでおきましょう。

コンサルタントの転職活動においても、面接で聞かれる内容は他の企業とほとんど同じです。主に自己紹介・自己PR、コンサルタント職への志望理由、企業への志望理由、転職理由を聞かれるため、簡潔で伝わりやすい回答ができるように準備しておく必要があります。回答は結論から述べ、その結論を裏付ける根拠と具体的なエピソードを40秒ほどで話せるようにしておくのが良いです。できれば数値を用いて話すことで、コンサルタントに必要なスキルである数字や分析に強い人材であることも同時にアピールできます。

さらにケース面接の準備も必要です。コンサルティング企業で選考時実施されるのが「ケース面接」と言われる面接で、実際にコンサルタントとして取り組んでいくであろう特定の課題が出され、その課題について一定時間(約15分〜30分程度)考えた後、面接官に回答もしくは面接官とディスカッションをします。

ここで求めらるのは課題解決までの論理的思考力(ロジカルシンキング)と、面接官とディスカッションをしながら解決策を導き出す高いレベルのコミュニケーション能力、そして限られた時間内で解決策を考え出す精神的耐久性です。

ケース面接の対策としては予想問題集を使って自分で練習する、もしくは転職エージェントに模擬面接をしてもらうの2択です。自分に合うやり方を見つけて、面接までに十分な対策をしておきましょう。

 

4.転職エージェントに登録する

そして転職エージェントに登録してプロの力を借りることもコンサルタントへの転職を成功させる鍵です。一口にコンサルタントと言っても、総合系コンサルと呼ばれる「戦略系」や「IT系」、「財務・会計系」など様々な種類に分かれています。自分がやりたいコンサルタントとは、その内のどれに属するものなのかをプロの目で正しく判断してもらい、正しい転職活動の道へと導いてくれるのが転職エージェントです。効率良く転職活動を進め、専門性の高いアドバイスを受けることでコンサルタントへの転職が成功する可能性は一段と高まります。またコンサルティング企業に特化した転職をサポートするエージェントを選ぶことで、先述した「ケース面接」対策やコンサルタント用の書類選考対策など、内定への確実なステップを踏むことができます

以上のように、銀行の法人営業部門からコンサルティング業界への転職を成功させるには、自己分析やスキルアップの他に、情報収集や転職エージェントの活用も大切です。ただし、コンサルティング業界は競争が激しいため、転職活動には時間や労力をかける必要があります。しっかりと準備をして、自分に合った転職先を見つけることが成功への近道となります。

 

snob株式会社の転職支援

今回の記事はみなさんの参考になったでしょうか?

コンサルティング業界の転職に特化したエージェントであるsnob株式会社では、経験豊富な転職エージェントがキャリア相談から、転職に関するアドバイス、求職者にマッチした企業の紹介、面接のセッティングまで一貫してサポートいたします。ご利用は全て無料です。

お気軽に下記フォームからお問い合わせください。

無料相談フォームはこちら

Similar posts