この記事では、広告代理店業界からコンサルティング業界への転職を考えている方に向けて転職するメリットや転職活動のポイントなどを中心に解説していきます。
例えば、広告代理店での経験をどのようにコンサルティング業界で活かすことができるのか、転職活動では何をアピールすべきなのかなどを解説しています。
広告代理店からコンサルティング業界への転職を考えている方はもちろん、広告代理店業界から幅広い業界への転職を検討している方はぜひ、ご一読ください。
広告代理店からコンサルティング業界に転職したときに活躍できるポイント
広告代理店業界からコンサルティング業界に転職したときに活躍できるポイントを大きく3つに分けてご紹介します。広告代理店業界からコンサルティング業界への転職を考えている方の後押しになれば幸いです。
1.知識や経験を活かすことができる
1つ目は広告代理店の業務で培った知識や経験を活かすことができる点です。
広告代理店の業務が総合コンサルティングファームで活かすことができるのか、と疑問に思う方もいるかと思いますが、今やコンサルティングファームでもビジネス戦略やITの領域にとどまらず、デジタルマーケティング部門を立ち上げて、広告代理店が行っている業務を中心とするコンサルティング業務を行っています。具体的にはアクセンチュアのSong(旧:デジタル、インタラクティブ)という部門などが該当します。
具体的に生かせるスキルは、インターネット広告戦略の立案から分析、改善までの一連のデジタルマーケティング知識や経験などです。総合コンサルティングファームの対応業務の多様化によって、広告代理店における知識や経験を活かして、コンサルティング業界でも活躍できる可能性が大いにあります。
2.粘り強さ
次に、コンサルティング業界では粘り強さも活躍できるポイントとなります。
コンサルティング業界ではクライアント企業の課題をヒアリングしながら特定し、改善、解決に向けた道筋を立てて実行に落とし込むことが求められます。課題解決のためには調査や分析、仮説検証、チームにおけるディスカッションを繰り返すことが必要です。必要に応じてクライアントへの提案やヒアリングを行い、もしずれていることがあれば再度、仮説をたてなおして検証します。このような泥臭い作業を繰り返し、クライアントにとって最適なアウトプットを出すためには粘り強さが必要です。
広告代理店でとくに営業などを担当していた方は、ノルマを課せられていたということも多いかと思います。ノルマを達成するために粘り強く自分で考えてアウトプットする力はコンサルティング業界においても活躍できることが期待できます。
3.コミュニケーション能力
3つ目にコミュニケーション能力です。コンサルティング業界では、クライアント企業の担当者との対話を通じて課題を発見し、改善、解決するためにクライアントと二人三脚で推進していく必要があるため、コミュニケーション能力はコンサルティング業界には必須の能力です。
こうした進め方と非常に似ているのが広告代理店とクライアント企業とのやり取りです。前職の広告代理店の業務で、対話を通してクライアント企業が求めていること、課題を考え、改善や解決に向けて実行するという作業を経験しているため、広告代理店業界で働いた経験のある方は、コミュニケーション能力が身についていることがほとんどかと思います。このコミュニケーション能力はコンサルティング業界でも活かせる強みとなります。
広告代理店業界からコンサルティング業界に転職するメリット
次に広告代理店業界からコンサルティング業界に転職するメリットを2つご紹介します。コンサルティング業界への転職を考えている人はもちろん、転職先をコンサルティング業界と他業界で迷っている方にも役立つ内容です。
1.キャリアの幅が広がり、キャリアアップにつながる
1つ目は、キャリアアップに役立つという点です。コンサルティング業界ではその専門とする領域や分野によって専門性を身に着けられることはもちろんできますが、クライアントワークでもあるので、クライアントワーク、コンサルティングワークを通して汎用的なスキルを身に付けることができます。この汎用的なコンサルティングワークスキルに加えて、前職の広告代理店で身につけた専門性を掛け合わせることで、よりキャリアの幅を広げることが可能です。
ただ、コンサルティングファームといえどもデジタルマーケティングを専門とする組織への転職を希望しているのか、もしくはデジタルマーケティング以外の業務コンサル、戦略コンサルを行う組織に転職するかによっては転職のハードルが異なりますので、将来的なキャリアをよく考えたうえで転職先を検討しましょう。
2.労働時間に対する年収が上がることが多い
2つ目は収入アップです。コンサルティング業界では、クライアントの経営課題を解決するという非常に高いスキルが求められ、それに伴って他の業界より比較的高い報酬が支払われます。そのため、コンサルティング業界へ転職することは平均年収の水準の高い広告代理店からの転職であっても、給与額を下げずに転職できる可能性が高いです。
広告代理店業界からの転職活動のポイント
ここからは、広告代理店業界からの転職活動のポイントを具体的に説明していきます。これらのポイントはコンサルティング業界への転職に限らず、広告代理店から転職する場合に共通して言えることなので、広告代理店からの転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
1.前職での経験を棚卸する
まず、前職での経験を棚卸することが非常に重要です。志望理由書の作成や、面接の際に非常に役に立つので、自分のスキルをアピールするために自分が経験したこと、身につけたスキルを洗い出しておくことをおすすめします。
2.新しいスキルを身につける
次に、新しいスキルを身につける必要もあることを認識しておくことが必要です。これまで述べてきたように、広告代理店業界で身につくスキルも多くあり、それらを強みとして転職を成功させられる可能性は十分にあります。一方で、業界が変われば必要なスキルも変わってくるため、新たにスキルを身につける必要もあることを認識しておくことは重要です。抵抗感なく新しいスキルを取り入れようとすることは今後のキャリアを築くうえでも非常に大切なマインドセットです。
3.転職の目的と軸を明確にし続ける
最後に、転職の目的と軸を明確にし続けることが大切です。何を目的として転職をしようとしているのか、譲れない軸は何なのかを明確にすることで、有意義な転職活動を行うことができるだけでなく、面接の際にも説得力のある受け答えができるようになります。
広告代理店からコンサルティング業界への転職を成功させよう
この記事では、広告代理店業界からコンサルティング業界への転職を考えている方に向けて転職するメリットや転職活動のポイントなどを中心に説明してきました。
内容のサマリはこちらです。
1.広告代理店業界からコンサルティング業界へ転職した場合、前職で得た知識や経験、粘り強さ、コミュニケーション能力などを活かして活躍できる可能性が大いにある
2.広告代理店業界からコンサルティング業界への転職をした場合のメリットとして、キャリアの成長に役立つこと、労働時間に対する年収が上がる可能性があることなどが挙げられる
3.広告代理店業界からの転職の際には前職での経験の棚卸をし、新しいスキルを身につける必要があることを認識し、転職の目的と軸を明確にし続けることが重要である
広告代理店からコンサルティングに転職し、活躍している人も多くいます。この記事を参考に、納得のいく転職先を見つけてください。
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