コンサルティング転職

【2023年最新】コンサルティング業界転職の面接対策

コンサルティング業界への転職を検討している方に向けて、面接の概要、よくある質問、回答例を用いた具体的な解説をしていきます。


この記事では、コンサルティング業界への転職を検討している方に向けて、面接の概要、よくある質問、回答例を用いた具体的な解説をしていきます。

コンサルティング業界に限らないですが、面接の合否、内定獲得はいかに事前の準備、対策に力を入れたかにかかっているといえます。面接対策をすることは、転職活動において非常に重要ですので、コンサルティング業界への転職を考えている方はぜひ、参考にしてください。

 

コンサルティング業界転職時における面接の概要 

まずはじめに、コンサルティング業界への転職における、面接の概要についてです。

面接の所要時間は、ファームによりますが平均的には30分〜60分程度です。面接回数は1〜3回程度であることが多いです。これは一般的な総合ファームの場合ですので、仮に戦略ファームの場合は回数がもう少し多く、4~6回であることが多いです。

 

【コンサルティングファームへの転職時の面接】

〇挨拶、自己紹介、アイスブレイク(5分~10分)

〇面接官からの質問(15分~45分)

※この時間にケース面接が行われ、その後、面接官からの質問が行われることもあります。

〇逆質問(10分程度)

 

コンサルティング業界の面接で評価されるポイント4つ

次にコンサルティング業界の面接で評価されるポイントを4つ紹介します。これらはすべて実際にコンサルティング業界で働くことになった際に重視されるポイントでもあります。それぞれのポイントをアピールするための具体的な方法も解説するので、ぜひ、参考にしてください

 

1.論理的思考力

まず、1つ目に論理的思考力が挙げられます。質問に対する回答を論理的に回答することで、論理的思考力が備わっていることを面接官にアピールすることができます。

論理的に話すために意識すべきことは主に2つです。1つ目は、結論から話すことです。普段のビジネスシーンであれば出来ていても、自分の進路が決まる転職の面接においては緊張から、忘れてしまうことがあるため、結論から話すことを意識して面接に臨みましょう。結論から話すことによって、筋の通った回答になり、質問に対する回答のずれを防ぐことにもつながります。

2つ目は、簡潔に話をまとめることです。自分の強みをアピールしようとして、話に内容を盛り込みすぎると、話に矛盾が生まれやすくなり、面接官に伝わらないだけでなく、論理的思考力に欠ける人物であると判断されてしまう可能性があります。面接官の質問に対して簡潔に答えた後は、面接官が必要に応じて質問で掘り下げてもらえることが多いので、少し短いと感じる程度に抑える方がベターです。

 

2.コミュニケーション能力

次にコミュニケーション能力が挙げられます。面接官が聞く質問の内容を正しく理解し、自分の話したい内容を適切に表現することが大事です。

コンサルティング業界は、クライアント商売のため、クライアントと適切なコミュニケーションをとれるかは重視されます。

自分の話したい内容を適切に表現することに関しては先ほどの論理的思考力と被るところがありますが、面接官の質問の意図が何なのかを話しの前後の流れからくみ取り、質問に対してずれることなく回答できるようにしておきましょう。

 

3.スキルや知識、もしくはポテンシャル

経験者採用であれば、前職で培ったスキルや知識、未経験や第二新卒の方であれば、ポテンシャルも評価の対象です。スキルや知識に関しては、あらかじめ話す内容をある程度決めて準備しておくのがおすすめします。ただし、台本の丸暗記は避けましょう。内容を準備する際には、なぜ?と繰り返し深堀りされても戸惑うことがないように、どこを深堀りされても回答できるように準備を入念に行いましょう。

ポテンシャルに関しては、コンサルティング業界で働く際に必要な能力と重なるため、先ほど説明した論理的思考力やコミュニケーション能力などが重視されていることが多いです。また、分からない質問に曖昧に答えることは避けましょう。無理をして回答し、深堀りされるよりも、「分かりません、ご教授いただけますか。」と聞いた方が好印象なこともあり得ますが、繰り返し使うのは避けましょう。採用面接官の印象によっては、NGの場合もあるため、注意しましょう。

 

4.人間性

最後に人間性です。コンサルティング業界では、チームでプロジェクトを動かしていくため、相手を尊重する姿勢はクライアントに対しても、チームメンバーに対しても必要です。どんなに優秀であっても人間性に欠けるとコンサルティング業界では難しいです。そのため、人間性は重視されるポイントの一つでもあります。基本的な礼儀や相手への敬意を欠くことのないようにしましょう。また、面接官が回答に対して、アドバイスをしたり、反対の意見を言った場合に、それを素直に、柔軟に受け入れられるかによっても人間性が現れます。自分が考えていた意図が適切に伝わらなかった場合の訂正は許容されるものの、自分の意見を押し通すのではなく、そのアドバイスや意見を含めてもう一度考え、さらに良い回答ができると、高評価につながるでしょう。

 

コンサルティング業界の面接における質問と回答例

ここまで、面接時に評価されるポイントについて解説してきましたが、ここからは具体的な質問と回答例をご紹介します。

 

1.自己紹介

<質問例>

自己紹介をしてください。

<回答例>

〇〇と申します。私は、〇〇(現職の会社名)で〇〇(現職の職種)として〇年間経験を積んできました。〇〇プロジェクトでは〇〇を担当し、売上を10%伸ばした経験があります。この経験を活かして御社でコンサルタントとして働きたいです。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。宜しくお願いいたします。

 

自己紹介のポイントは簡潔に自分のことを伝えることです。あまり多くのことを詰め込み過ぎず、1分〜2分程度でまとめるようにしましょう。また、自己紹介は面接の最初の質問であることがほとんどのため、第一印象が決まる質問であると言えます。表情や声のトーン、大きさなどにも気を配り、落ち着いて回答しましょう。

 

2.コンサルティング業界を志望する理由

<質問例>

なぜ、コンサルティング業界を志望するのですか。

<回答例>

私がコンサルティング業界を志望する理由は企業の課題を見出し、その課題を解決する施策を立案し、実行することを一貫して行うことができることに強い魅力を感じるからです。前職では経営戦略を5年担当しており、その中で戦略による課題解決を経験してきましたが、より総合的に課題にアプローチしたいと感じ、コンサルティング業界を志望しました。

 

コンサルティング業界を志望する理由を答えるときは、事前に業界の研究を十分に行った上で一貫性をもった回答ができるようにしましょう。

 

3.面接した企業を志望する理由

<質問例>

弊社を志望する理由を教えてください。

<回答例>

他社と比べて〇〇に強いからです。私には〇〇を成し遂げるという目標があり、その目標のためには御社の〇〇が必要です。また、OB訪問をして人に魅力のある会社であると実感しました。とくに、〇〇な部分に惹かれたため、御社を志望いたしました。

 

この質問では、他社と面接を受けている会社との違いを明確にしながら、自分は会社にどのように貢献できるのかをアピールすることが望ましいです。「それ、うちじゃなくても競合他社でも実現できるのではないか?」という質問が返ってくることのない内容を考えておきましょう。

 

コンサルティング業界や志望する企業のへの志望理由の書き方、考え方は別の記事でまとめているので、こちらも併せて読んでみてください。

コンサルティング業界への転職を成功させるための志望動機のコツと書き方

 

4.自身の強みと弱み

<質問例>

あなたの強みと弱みを教えてください。

<回答例>

私の強みは、責任感をもって最後までやり遂げる力があることだと考えています。前職では〇〇のプロジェクトリーダーを務めました。途中、〇〇(困難)に直面しましたが、〇〇することによって解決し、最後までやり遂げることができました。

弱みは一人で抱え込んでしまうところです。うまく他人に仕事を振ることが出来ず、自分一人で抱え込んでしまった経験があります。この経験から自分ができるタスク量を理解し、他人に割り振るhも、プロジェクトを成功させるために必要であるということを学び、その後も意識してタスクを振り分けています。

 

この質問に対する回答では、強みと弱みの関連性があると説得力が増します。また、弱みに関してはコンサルティングをやるうえで、致命的なことを言うのは避けましょう。例えば論理的思考ができない、コミュニケーション能力に欠けるなどの回答は、避けるべきです。弱みを書いた場合は、どのように改善しているか、までは必ずセットで話しましょう。弱みとして認識しているにも関わらず、特に何も対処しないでそのままにしている=ビジネスにおいても弱みをそのままにして改善する姿勢がないと思われてしまうのを避けるためです。

 

5.困難を乗り越えた経験

<質問例>

これまでで、困難を乗り越えた経験を教えてください。

<回答例>

〇〇のプロジェクトに携わった際に〇〇(問題や課題)が発生しました。その原因として〇〇が考えられたので、「」という仮説を立て、それをもとに「」を実行してみたところ、解決し、〇〇という結果になりました。

 

この質問で重視されるポイントは、結果ではなくプロセスです。自分が何を考え、なぜそのような行動をしたのかを明確に話すことができると高評価につながるでしょう。

 

6.チームでやり遂げた経験

<質問例>

チームでやり遂げた経験について教えてください。

<回答例>

前職で、〇〇プロジェクトにリーダーとして携わりました。チームには〇〇という特徴があると感じたので、自分は〇〇なリーダーであるべきだと考え、メンバーと接することを心がけていました。途中で〇〇という問題が発生しましたが、〇〇することによって解決し、無事にやり遂げることができました。

 

この質問ではコミュニケーション能力やリーダーシップなどが重視されています。必ずしもリーダーである必要はありません。チームにはどのような存在や役割が必要なのかを考え、その役割を担ったという趣旨を、話すことができると良いでしょう。

 

7.将来のキャリアビジョン

<質問例>

今後のキャリアビジョンを教えてください。

<回答例>

長期的には〇〇を達成したいという目標があります。そのために「」を続けていきます。また、短期的には〇〇を達成したいです。そのために〇〇を磨いてきました。御社では〇〇を成し遂げたいです。

 

短期的、長期的なビジョンに分けると回答しやすいです。また、転職や企業を前提にした回答は、あまり良い印象ではないので、できるだけ避けましょう。

 

8.逆質問例

<逆質問例>

御社の〇〇というニュースを拝見し、自分は「」という意見を持ったのですが、これについてのお考えをお聞かせ願えますか。

 

コンサルティング業界の面接では逆質問も重要なポイントとなります。逆質問は志望企業への関心があることをアピールできるチャンスです。調べてすぐに分かることを聞くのは避け、よく企業研究したうえで自分の意見を交えた質問ができることが理想的です。

 

コンサルティング業界におけるケース面接対策

コンサルティング業界の面接の大きな特徴として、ケース面接があげられますケース面接とは口頭試問のことを指します。例えば、市場規模の推計や、現状の業績を伸ばす方法を考えさせられる問題が出て、その場で考え、答えを出して面接官に思考の手順を説明します。ケース面接は、コンサルティング業界特有の面接で、事前の対策が必須です。

ケース面接についての具体的な対策やコツは別の記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。

 

コンサルティング業界への転職面接の対策をしっかりしよう

今回の記事では、コンサルティング業界の転職時の面接対策について紹介しました。

転職を成功させるために、面接は非常に重要で対策なしでは内定はかなり厳しいです。一方で、面接対策を事前に十分しておくことは可能で、面接準備自体が自分の思考の整理にもつながり、本番でもスムーズに回答できることができます。

この記事で紹介した内容はどれも大事ですので、この内容を参考に聞かれたら全てスムーズに答えられるよう、念入りな準備をして面接を迎え、内定を勝ち取りましょう。

 

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